ラマディを救え!イラクホープネットワークが署名を開始。
http://reishiva.exblog.jp/5155537/

高遠菜穂子さんや、JVC、PEACE ON などイラク支援に携わる個人・団体でつくる「イラクホープネットワーク」が、イラク西部の都市ラマディの住民たちの惨状を見かねて、ブッシュ大統領に同市への攻撃を停止するよう、訴える署名集めを始めました。現地の友人達から伝え聞くところ、今回の作戦はイラク占領開始後、最悪の虐殺となった04年4月、11月のファルージャ虐殺を彷彿とさせるものということです。

署名サイトはこちら(英字サイト)。
http://www.thepetitionsite.com/takeaction/507914513?ltl=1151693621

 日本語の署名ガイドはこちら。
http://www.iraq-hope.net/060625.htm

ラマディの状況
*Iraqmail
http://iraqmailj.exblog.jp/
*イラク情勢watch vol.38
http://www.peace-forum.com/iraq/iraqwatch038.htm
4)イラク人権団体が国連事務総長へ米軍の横暴を訴える
に注目。

 以下、ブッシュ大統領への申し入れ文の日本語訳。
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ジョージ・ブッシュ米国大統領へ

「これ以上の殺戮をどうかやめてください」

 私たちは、米国政府に対し、イラク西部の町ラマディから兵を退き、これ以上の殺戮をただちにやめるよう要求します。ラマディはバグダッド西方に位置する人口40万人のアンバール州の州都です。

 米国が批准しているジュネーブ条約では、民間人に対する攻撃、殺人、傷害、虐待はジュネーブ条約の共通3条により禁止されています。この共通第3条は国際慣習法化されています。また、ジュネーブ条約第4条約では、以下のことを規定しています。

 16条 病人の保護
 18条 文民病院の攻撃禁止
 32条 民間人に肉体的苦痛を与える行為や虐殺を禁止

 ラマディの住民は以下のような状況に置かれています。また、ジュネーブ条約追加第一議定書に米国は締約国になってはいませんが、以下に指摘した規定は国際慣習法としての性格を認められており、仮に締約国になっていなくとも、国際法上許されません(以下、青文字は「ジュネーブ条約追加第一議定書」からの引用)。

● ラマディでは、ここ数ヶ月にわたり電気・水・食料・ガソリンスタンドなどのライフラインを断ち、人々の生活を困窮に落としいれています。これはジュネーブ条約追加第1議定書54条に違反しています。
 1 戦闘の方法として文民を飢餓状態に置くことを禁止する
 すなわち、住民の生活に必要不可欠なものを利用させないようにして、住民を飢餓に陥れることは、いかなる理由をもってしても禁止されています。

● 家々を襲撃し、屋上を占拠し、道行く人を狙撃し、米軍はラマディの街を恐怖と暴力で支配し続けています。これは、ジュネーブ条約追加第1議定書第51条に違反しています。
 2 文民たる住民それ自体および個々の文民は、攻撃の対象としてはならない。
   文民たる住民の間に恐怖を広めることを主たる目的とする暴力行為または暴力による威嚇は、禁止する。
 4 無差別な攻撃は、禁止する。
 すなわち、無差別な攻撃とは、軍事目標と文民または民用物とを区別しないでこれらに打撃を与える性質を有するものをいいます。過去、米軍は民家をミサイルで攻撃し、あるいは民家に押し入り住民を銃殺し、多数の民間人を殺傷しています。

● 米軍は検問と称して、病人さえも通ることを禁じています。このため、治療が間にあわず亡くなる住民が多数います。これは同条約追加第1議定書第10条に違反します。
 2 傷者、病者および難船者は、すべての場合において、人道的に取り扱われるものとし、また、実行可能な限り速やかに、これらの者が必要とする医療上の看護および手当を受ける。
 すなわち、いかなる場合も、住民の生命をおびやかす行為は禁止されています。

● 米軍は市内にある病院を攻撃の対象として住民が治療を出来ないようにしています。

  これは同条約追加第1議定書第12条に違反しています。
 1 医療組織は常に尊重され、かつ、保護されるものとし、また、これを攻撃の対象としてはならない。

● 米軍はイラクでの占領を取材しているロイター通信社のイラク人記者を含む、イラク人ジャーナリスト7人を、確たる理由もなく逮捕・拘束しています。 これは同条約第1追加議定書第79条に違反します。
 1 武力紛争の行なわれている地域において職業上の危険な任務に従事する報道関係者は、第50条1に規定する文民と認められる。
 ジャーナリストも文民としての権利を有し、保護され、暴力行為または暴力による威嚇は禁止されています。

 かようにイラクにおける米軍の占領は国際条約上からみても、あらゆる面から許されるものではありません。

 今、ラマディの街には、貧しくて街を出ることが出来なかった人、交通手段を持たず出ることが出来なかった人、家を守るため、あるいは家族を守るために出ることが出来なかった人々が閉じ込められています。
 即刻米軍はラマディの街から占領軍を退き、ジュネーブ条約にのっとり適切な方法で住民と接することを要求します。

 米国政府およびイラク政府は2004年にも二度にわたりファルージャを攻撃し、多くの人々を殺しました。ファルージャだけではありません。過去3年間にアルカイム、ハディーサ、タルアファル、サマッラ、ナジャフ、バグダッドで、繰り返し繰り返し行なっています。
 私たちは何度このような殺戮を見なければならないのでしょうか。
 この間、亡くなったイラク人の数は10万人を越え、米兵は2500人を越えました。


米兵がイラク人を殺せば殺すほど、彼らは、米国政府とイラク政府を敵とみなし、レジスタンスが増えていきます。

米軍が敵とみなしているのはイラクの民衆そのものです。
人々を殺すことをやめ、平和的創造に向けて、その力を発揮してください。

2006年6月25日


団体: イラク・ホープ・ネットワーク、BOOMERANG NET、イラク救済基金
個人: 相澤恭行、青柳行信、青井茉莉子、荒井眞理、上野白湖、大嶋愛、大平直也、菊地邦夫、キンバリー・ヒューズ、 熊谷 宏 、郡島恒昭、郡山総一郎、小坂祥司、佐々木あきら、佐
藤真紀、志葉玲、杉原浩司、攝津正、高瀬香緒里、高遠菜穂子、高橋建吉、田中泉、田口 敬三、田村祐子、千葉喬、利元克巳、中島 健、七尾寿子、 西方さやか、原 文
次郎、布施祐仁、細井明美、宮崎利春、山口たか、吉橋登志彦、


                    呼びかけ団体・呼びかけ人は2006年6月30日現在